埋葬主体と副葬品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:08 UTC 版)
後円部に竪穴式石室が1基あり、石室の主軸は墳丘主軸に斜交する。規模は、墓壙が9.0×4.4メートル。石室は長さ6.5メートル、西端幅1.2メートル、東端幅0.77メートルを測る。石室の上部の石と天井石は既に失われていた。石室内には長さ5.3メートルの割竹形木棺があったと推定される。木棺を置いた粘土棺床内からは勾玉2、管玉23、鉄刀8、短剣21、短刀9、巴形銅器2が出土している。短剣、短刀は鞘、茎などの木質部が良く残っていた。それ以外の石室床面から鉄剣1、鉄鏃7、巴形銅器6、短甲片、小札3、刀子3が、また石室内の攪乱土から画文帯帯神獣鏡などの破片3、勾玉1、管玉5、刀剣・鉄鏃・短甲・鉄斧・刀子などの破片が出土している。
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