坂上今継とは? わかりやすく解説

坂上今継

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 09:11 UTC 版)

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坂上今継
時代 平安時代初期
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下大外記
主君 嵯峨天皇淳和天皇
氏族 坂上忌寸
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坂上 今継(さかのうえ の いまつぐ)は、平安時代初期の官人漢詩人忌寸官位従五位下大外記

経歴

坂上氏嫡流の苅田麻呂天平宝字8年(764年)に忌寸から大忌寸(のち大宿禰)に改姓したにもかかわらず、今継のは忌寸であったことから、坂上氏の庶流の出自と考えられている。

弘仁5年(814年)成立の『凌雲集』に漢詩作品が2首採録され、このときの官位左大史正六位上兼行伊勢権大掾であった。のち、大外記紀伝博士を務め、天長3年(826年従五位下から従五位下に昇叙されている。

淳和朝に『日本後紀』の編纂に加わった事が序文より知られる。大外記は公文書の保管職務の一翼を担い、紀伝博士は大学寮の歴史学の教員であったことから、国史編纂の実務を担当したと考えられている。ただし、『日本後紀』の完成時の編纂担当者の中に今継の名前は見えず、完成以前に死去したのか、それとも別の理由で担当を外れたのかは不明。

漢詩人として、『凌雲集』(2首)『文華秀麗集』(1首)に漢詩作品が採録されている。

官歴

脚注

  1. ^ 『凌雲集』
  2. ^ 『類聚符宣抄』6
  3. ^ a b 『外記補任』
  4. ^ 『日本後紀』

参考文献





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