地図構成方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/29 08:32 UTC 版)
全国を横22層、縦29層に分け、見やすいように冊子状にした総321面の冊子図であり、横70里、縦100里を基準に方眼を引いた画定地図である。これは東西の長さを1,540里、南北の長さを2,900里と計算したものである。このような画定法は従来の画定法とは異なり、正祖の時代、天文観測により定まった8度の極高度(経緯度)を根拠としたものである。このとき、南北3千里は縦30層であるが、済州島と全羅道を繋ぐ1層が省略されている。また「青邱図」は、それまでの方眼が地図の上に引かれてあり山と川を分ける既存の地図の問題点を指摘し、各面の上と下、または右側に10里の方眼を表示したのみで、地図の上には方眼を引かなかった。 そして郡県の境界を確実にし、特に飛び地と斗入地を表示し、一目でわかるようにしたのだが、この点で「青邱図」はそれまでのどの地図よりも実用的である。
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