地勢上・生態上の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 19:04 UTC 版)
面積は56.1km2であるが、岩石露出地と急傾斜の渓谷が多いため、豊富な生態系を維持するのが難しい条件だが、植物約700種、動物約800種が生息しており、長い歳月、岩石地形に適応してきた生態的な独自性は、暖帯林と温帯林が混在する位置条件も相まって、その保全の重要性を非常に大きいものとしている。月出山の岩体は白亜紀末期に形成された花崗岩が主を成している。 月出山の象徴種には、モウセンゴケとクサガメ、あるいはイワミセキレイがある。特に、月岳山国立公園管理事務所は、法定保護種に指定されたモウセンゴケの復興事業を進め、道岬貯水池周辺の湿地にモウセンゴケを移植するのに成功し、個体数を増やしてきている。また、高級韓紙の材料であるキガンピ(黄雁皮、Diplomorpha trichotoma)がほぼ全ての地域に分布する。
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