圧力モーターとは? わかりやすく解説

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圧力モーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 05:16 UTC 版)

代表的な圧力モーターである油圧モーター

圧力モーター(あつりょくモーター、英語: hydraulic motor)は、流体圧力を機械運動に変換する流体機械のうち、回転運動に変換する原動機アクチュエータを指す。圧力モータとも。

流体の圧力を直線運動に変換するものは圧力シリンダーという。

圧力はポンプから作動流体を通して送られる。作動流体によって次のように呼びわけられる。

基本原理

ラジアルピストンモーター

ポンプは、回転エネルギーを圧力エネルギーへ変換する。圧力モーターは、圧力エネルギーを回転エネルギーへ変換を行うため、基本構造はポンプと同様である。電動機と異なり高温な環境でも安定して運転することが可能。また、動力源が停止した場合でもアキュムレータなどに圧力保存していることで運転することができるため、防火戸、防水戸といった非常時に操作を必要とした機器に利用されている。

図は#ピストンモーターである。5つあるシリンダーに順番に作動流体を送り込むことにより、一様の回転を得ることができる。

油圧モーターは戻り油をポンプへ戻すための配管が必要だが、空気圧モーターは空気を大気中へ放出すればいいので戻りの配管は必要ない。

機構の種類

機構により次のような種類に分けられる。それぞれ可変容量式と固定容量式がある。

容積式

歯車モーター

ギアモーター
  • 外接式
  • 内接式

ベーンモーター

ベーンモーター

円筒状の回転子に半径方向へ突出するベーンと呼ばれる板がついている。回転子とカムリングの間のベーンにて区切られた空間に作動流体が入り回転運動を行う。

ねじモーター

駆動ねじを主ねじとしそれとともに回転する従ねじにより構成。

ピストンモーター

  • アキシャル式 - 固定されたシリンダー内部に順番に作動流体を流し込み回転させる。
    • 斜軸式
    • 斜板式
  • ラジアル式 - 回転子の円筒部へ円周方向へシリンダーを取り付け順番に作動流体を流し込み回転させる。

タービンモーター

関連項目




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