圧伸特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 04:42 UTC 版)
信号レベルが小さいときに量子化雑音を低減するため(i.e. 音量が小さいときのノイズを少なくするため)、非直線量子化が行われる。圧伸特性として、μ-law(北米・日本で使用)およびA-law(欧州その他で使用)の二つが規定されているが、そのうち後者はコンピュータによる処理の容易性を特に考慮している。また、音声レベル0dBを定義するための符号化サンプルも規格に含まれている。 μ-lawは、14ビット符号付き線形PCMの1標本を対数的に8ビットに符号化する。A-lawでは13ビット符号付き線形PCMの1標本を対数的に8ビットに符号化する。標本化周波数が8000Hzなので、符号化器の出力ビットレートは64kbpsとなる。
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