團十郎と運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 08:13 UTC 版)
歌舞伎の改良を志した九代目市川團十郎は仲間を集め、1883(明治16)年に求古会を結成、翌年の4月、新富座の「二代源氏誉身換」を皮切りに、正確な 時代考証を目指した史劇を上演した。1878年(明治11年)には新富座が洋風建築で再建され、華々しく開場式が行われた。ガス灯が灯され、軍楽隊が演奏する中、座元の十二代目守田勘彌、九代目團十郎をはじめとする歌舞伎役者は燕尾服で式に臨んだ。そんな中、歌舞伎の荒唐無稽さを排して西洋にも通用する新しい演劇を目指す意見が各界で生まれ、主流となる。
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