国際間の経済において用いられる事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 20:00 UTC 版)
「ボリュームゾーン」の記事における「国際間の経済において用いられる事例」の解説
BRICsやアジア諸国の一部は、1990年代前後からを目覚しい経済成長を遂げた。これらの国の中間所得層は、2000年時点の2億人から2010年には8億人に成長し、非常に旺盛な消費活動を見せている。これら新興国の中間所得層向けに価格や機能が調整された商品をボリュームゾーン商品という。平成8年度のものづくり白書にも取り上げられた。ボリュームゾーン向けの商品は、設定価格が低く利幅も薄いため、付加価値やブランドイメージを重視する先進諸国の企業は無視することが多かったが、非常に短期間のうちに市場が膨れ上がったため、2000年代後半には戦略的商品を投入する企業も増え、商品開発や新たな市場の開拓において注目されるキーワードとなった。
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