国際ハイヤー (東武グループ)とは? わかりやすく解説

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国際ハイヤー (東武グループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 05:35 UTC 版)

国際ハイヤー株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 国際/国際バス
本社所在地 360-0817
埼玉県熊谷市大字新島263-1
設立 1957年(昭和32年)12月26日
業種 陸運業
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
一般乗合旅客自動車運送事業
不動産賃貸業
駐車場経営
決算期 12月31日
主要株主 東武鉄道株式会社連結子会社
特記事項:2003年12月31日までの情報
登記上の設立年月日は1950年(昭和25年)11月(群馬観光タクシー株式会社)
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本社熊谷営業所の現在の様子

国際ハイヤー(こくさいはいやー)は、かつて存在した東武グループ朝日自動車系バスタクシー事業者で、そのタクシー事業のブランド名でもある。

概要

埼玉県熊谷市に本社を置き、埼玉県北部を中心に営業していた。

元々の本業はタクシーであるが、東武バス熊谷営業所の肩代わりと両毛観光バスの吸収合併により、バスも営業していた。

2004年に十王自動車と合併し、国際十王交通を設立、現在は国際十王交通熊谷営業所となっている。なお、対等合併となっているが、 国際十王交通の存続会社は国際ハイヤーであり、本社所在地も変わっておらず、公式サイト上の沿革も国際ハイヤー時代から連続して記述してある。

ブランドのアルファベット表記は、路線バスが「KOKUSAI」・観光バスが「RYOMO」「R.K.」。

営業地域は、設立時は熊谷市・群馬県太田市大泉町、東武グループタクシー事業再編により熊谷のみとなる。東武バス熊谷営業所の肩代わりによって熊谷周辺へ拡大、両毛観光バスの合併により太田市再進出(群馬県南東部)および栃木県進出というように縮小と拡大を繰り返していた。 ちなみに、国際十王交通となり、伊勢崎へも拡大するが、太田市から再び撤退、栃木県からも撤退、旧国際ハイヤー(熊谷)におけるタクシー事業の廃止、旧十王(伊勢崎)の再分離が続き、2022年度からは元々の本業のタクシーからは完全に手を引き、熊谷のバスのみが残る形となり、縮小傾向が続いている。

営業所

  • 本社・熊谷営業所・新島車庫
    • 埼玉県熊谷市新島263番地1
    • タクシー・路線バス・観光バス
  • (初代)太田営業所
    • タクシー専門
    • 2000年10月廃止(営業譲渡) ※ 現 朝日自動車太田営業所タクシー待機所
  • 大泉営業所
    • タクシー専門
    • 2000年10月廃止(営業譲渡) ※ 現 朝日自動車大泉案内所
  • 足利営業所
    • 栃木県足利市八椚町105
    • 観光バス専門、旧両毛観光バス本社営業所
    • 国際十王交通発足後廃止
  • (二代目)太田営業所
    • 群馬県太田市下浜田町474-24
    • 観光バス専門、旧両毛観光バス太田営業所
    • 国際十王交通発足後廃止(施設譲渡)
  • 国際ビル - 熊谷駅北口乗車券発売所/熊谷駅前タクシーのりば/立体駐車場
    • 埼玉県熊谷市筑波3-90
    • 元本社(熊谷営業所)であった国際ビルに一部施設が残っている。

沿革

  • 1957年12月26日 国際興業より熊谷・太田・大泉エリアにおけるハイヤー事業の譲渡を受け、(旧)「国際ハイヤー株式会社」設立
  • 1958年 東武グループ入り
  • 1972年12月 国際ビル竣工、本社移転
  • 1997年4月 国際ビル裏の立体駐車場営業開始
  • 2000年10月 群馬県エリアの事業(国際ハイヤー太田・大泉+群馬観光タクシーブランド)を関越交通に譲渡、群馬観光タクシーブランド消滅。国際ハイヤーブランドの熊谷営業所のみとなる
  • 2001年4月1日 東武バス熊谷営業所の肩代わりを受け、路線バス事業営業開始。熊谷営業所を国際ビルから東武バス熊谷営業所跡地に移転する。
  • 2001年10月1日 タクシー事業再編の一環で群馬観光タクシー株式会社と合併[1]。登記上の存続会社は群馬観光タクシーとなったものの、商号および本店所在地等は国際ハイヤーのものを引き継いでいる。
  • 2002年10月1日 両毛観光バス株式会社を合併し、観光・貸切バス事業の営業開始。
  • 2003年
  • 2003年11月3日 都市再生本部「全国都市再生モデル調査」事業により、国際バスおよび朝日バス・熊谷市内循環ゆうゆうバスと共に、当時の熊谷市・大里町妻沼町江南町内に限り、終日無料運行(自治体負担)を実施した。[3]
  • 2003年12月20日 当時の大里町営ひまわり号を加え、11月3日と同じ終日バス無料運行(自治体負担)を実施した[2]
  • 2004年1月1日 十王自動車を合併すると共に、新社名「国際十王交通株式会社」に商号変更

運行路線

熊谷営業所

系統番号については、東武バスから継承したもので、路線新設または行先表示が布式からLED式に置き換えられる際に順次消去されていった(LED式移行完了に伴う完全消滅は国際十王交通移行後。ちなみに、国際十王交通では系統番号が無い期間を経て、2019年より新しい系統番号が採番されている)。

  • 熊06 熊谷駅 - 葛和田 ※ 箱田通り経由
  • 熊10 熊谷駅 - 県立循環器呼吸器病センター
  • 熊11 熊谷駅 - 犬塚
  • 熊13 熊谷駅 - 石原 - 新島車庫 ※ ちなみに「石原」停留所は存在しない(「石原」を冠する停留所は所在する)
  • 熊18 熊谷駅 - 深谷駅
    • 熊谷駅 - 籠原
  • 東松01 熊谷駅 - 上岡 - 東松山駅
    • 熊谷駅 - 上岡 - 森林公園北口 - 東松山駅
    • 熊谷駅 - 上岡 - 冑山
    • 東松山駅 - 上岡 - 上岡地蔵前
  • 東松06 熊谷駅南口 - 立正大学
  • 小01 熊谷駅 - 小川町駅
    • 熊谷駅 - 県立循環器呼吸器病センター - 小川町駅
    • 熊谷駅 - 大沼公園
    • 小川町駅 - 農業教育センター
  • 森02 森林公園駅 - 森林公園中央口 - 昭和浄苑
  • 森03 熊谷駅 - 立正大学 - 森林公園西口 - 森林公園駅
  • 森05 森林公園駅‐森林公園西口‐立正大学
  • 森06 熊谷駅 - 立正大学 - 四季の湯温泉 - 森林公園駅
    • 熊谷駅 - 立正大学 - 四季の湯温泉 - 森林公園南口入口 - 森林公園駅
  • 直通 熊谷駅 - 熊谷スポーツ文化公園(ラグビー場)
  • 直通 熊谷駅 - くまがやドーム
  • (系統番号無し) 熊谷駅 - 本畠 ※ #廃止路線も参照のこと
    • 熊谷駅 - 上三ツ本
  • スクールバス) 東松山駅 - 東京農業大学第三高等学校

足利営業所

廃止路線

全て熊谷営業所の路線(足利営業所の路線廃止は国際十王交通移行後)

区間廃止
  • 熊10 熊谷駅 - 三ツ本 - 本畠車庫線:逆川 - 本畠車庫 間
    2003年3月31日をもって区間廃止
    利用者減による路線縮小に伴う
    逆川停留所は、区間廃止後、路線終点となり、本畠停留所に名称変更、(系統番号無し)熊谷駅 - 三ツ本 - 本畠線となる。
  • (熊谷寺) → 鎌倉町 → 上熊谷 → 宮本町 → (榎町) 間
    2003年12月31日(国際ハイヤーとしての終焉)を持って区間廃止
    熊谷駅→東松山駅・小川町駅・本畠車庫(本畠)線の熊谷寺 - 榎町間経由経路統一に伴う
    すでに2002年11月30日から2003年12月31日の予定で工事に伴う休止[3]とされていた。しかし、工事終了後の一部区間(国道17号交差点-JR・秩父鉄道踏切間)の車道幅が狭くなる[4]ために大型車進入禁止の規制が付与されることから、後に廃止と訂正され、同区間は国際十王交通に継承されないこととなった[5]
    なお、2002年11月30日以前も鎌倉町ナイトバザールや熊谷うちわ祭開催時など臨時に現ルートで運行することはあった。また、各線の熊谷駅行きおよび循環器呼吸器病センター線、森林公園駅線は従来より現ルート経由の運行である。

参考書籍

  1. BJエディターズ『BJハンドブック R54 朝日自動車』BJエディターズ、2005年1月1日、ISBN 4-4340-5322-1

脚注

  1. ^ 国際ハイヤー労働組合の合併時の同意書によると、「平成13年10月1日付国際ハイヤー㈱と群馬観光タクシー㈱の合併に同意いたします。」との一文が記されている。
  2. ^ なお、「再生モデル調査」としての予定は満了したが、この後も熊谷市による直接負担によって5回程度まで想定されていた(熊谷市議会議事録を検索の事)が、思ったより成果を残せなかったためなのか詳細は不明であるが予算が下りず、この2回をもって無料運行は終了となった。
  3. ^ 各停留所の時刻表などが撤去され、『この停留所にバスは来ません』と掲示されていた。
  4. ^ 工事前は対面2車線であったが、工事後は歩道を広くしたため、中央線が消滅。
  5. ^ ただし、同区間はマイクロバスの通行は可であり、2011年より新設され、国際十王交通が受託している熊谷市コミュニティバスゆうゆうバス直実号は一部が経路になっている(停留所は無し)。



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