図案の絵解き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 13:07 UTC 版)
下記は何れも南部盲暦の場合である。判じ絵に類似した趣向で意味を表している。 二つのどんぶり鉢の間に重箱が置いてあり、そばに矢が放り出されている。絵解きは「鉢」「重」「鉢」「矢」で「八十八夜」。 芥子の蕾の右斜め上に濁点。絵解きは「けし」+「゛」⇒「夏至」。 山賊のような姿の男が肩に荷物を担いでいる後姿。絵解きは、荷を奪っている⇒「荷奪い」⇒「にうばい(歴史仮名遣い)」⇒「入梅」。 半円形の土台の上に五重塔、その手前に塔のない土台。土台のように見えるのは実は意匠化された琴柱(ことじ)である。絵解きは「塔」「柱(じ)」⇒「冬至」。 これら全ての絵のそばにはサイコロの目と星の数などで示された「月日」が記され、それぞれの節気が何日に当たるのかが判るようになっている。
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