囲碁・将棋等の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 22:47 UTC 版)
囲碁や将棋やチェスで着手を直すことも「待った」といわれる場合もある。公式ルールでは即座に反則負けとなる。 囲碁の着手は盤上に置いた石から指が離れた瞬間、将棋の着手は動かした駒(または駒台から盤上に置いた駒)から指が離れた瞬間であり、以降はその手を直すことはできないが、指が離れない限りは手を直す(別の位置に置き直す)ことができる。チェスでは一度触った駒は必ず動す「タッチアンドムーブ」というルールになっており、一度触った駒を動かさずに別の駒を動かすことは反則負けとなる。 将棋では加藤一二三は銀河戦で「待った」をしたとして処分を受けたことがある。 囲碁では厳密には「自分が打って、相手が打った後に、『相手の打った手と自分の打った手』の差し戻し」が「待った」であり、「自分が打った後に『自分の打った手』の差し戻し」をすることはハガシと呼ばれて区別される。 ただし、素人のいわゆる縁台将棋などではごく普通に行われる。またパソコンソフトの囲碁や将棋では「待った」機能がついている例もある。ただし、上達のためには待ったをしないことが重要であるといわれる。
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