商品名としてのローズウッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:46 UTC 版)
「ローズウッド (木材)」の記事における「商品名としてのローズウッド」の解説
木材業界においては、ローズウッドは銘木でありブランド価値として一定の地位があるため、ローズウッドでなくともそれらによく似たマメ科や近似種の植物を『○○・ローズウッド』という商品名で木材や木工品を販売することがしばしば見受けられる。以下は、主に商品名がローズウッドとして販売される事が多い樹木。 Machaerium scleroxylon - 商品名:ボリビアン・ローズウッド、通称:パー・フェロー ボリビアを中心とする中南米原産のマメ科Machaerium属の植物。主にギターなどの弦楽器使用目的で多く取引されている。インディアンローズウッドと比べるとヤニが少なく色が薄いのが特徴。 Melanorrhoea laccifera - 商品名:ボルネオ・ローズウッド、通称:レンガス マレーシアなどが原産のマメ科Melanorrhoea属の植物。インディアンローズウッドと比べるとヤニが少なく色が薄いのが特徴。 Guibourtia demeusii - 商品名:アフリカン・ローズウッド、通称:ブビンガ カメルーンなどの熱帯雨林のアフリカ原産のジャケツイバラ亜科ブビンガ属の植物。ジャケツイバラ亜科はマメ科の近似種であり、世界三大唐木のタガヤサンなどと同じ科である。主にギターなどの弦楽器や和太鼓に使われている。ローズウッドとは異なり赤みがかった褐色に近い色である。 Guibourtia hymenaeifolia - 商品名:チエテ・ローズウッド、通称:パタゴニアン・チェリー ブラジル原産のジャケツイバラ亜科ブビンガ属の植物。ブビンガ同様でローズウッドとは異なり赤みがかった褐色に近い色である。
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