哺乳類の胎盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 06:00 UTC 版)
哺乳類の胎盤も代表的な合胞体の一つである。胎盤では、母体の血流に接する胚由来細胞が互いに融合して合胞体を形成する。この合胞体は、胚と母体の間の細胞の移動を制限するための障壁としての機能を果たしていると考えられている。血液細胞には上皮細胞同士の隙間を通過する事ができるように特化したものがあるが、胎盤上皮で形成された合胞体はそのような細胞の隙間(細胞間隙)を塞ぎ、母体の血流からの侵入を止める働きを担っていると考えられている。
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