吸気流速
一般に吸気通路の断面積が最小になった部分での平均流速を指す。吸気速度が最大となるのは、燃焼室にポートが開口する直前のバルブスロート部分であり、高速回転時には音速の2分の1程度の速度に達する。これに対し、平均吸気流速は吸気行程における新気の体積を、ポート断面積と吸気行程時間の積で除した値であり、例えば現代の平均的なエンジンでは70m/sec程度となる。一般に吸気流速とは、この平均流速を表す場合が多い。一方、エンジンの限界性能を論じるときには最大吸気流速が基準になる。
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