吸収・分布・代謝・排泄(ADME)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 01:05 UTC 版)
「テトラメチルアンモニウム」の記事における「吸収・分布・代謝・排泄(ADME)」の解説
吸収:TMAは消化管から容易に吸収される。ラットの空腸を用いた研究では、TMAの吸収は単純な拡散とキャリアーを介した輸送の組み合わせで、60~90分以内にほぼ100%吸収されることが示された。一方、テトラエチルアンモニウムイオンやテトラプロピルアンモニウムイオンの吸収率は30%程度であった。 分布:放射性同位元素で標識したヨウ化テトラメチルアンモニウムをマウスに腹腔内投与した処、TMAは速やかに全身に分布し、最も濃度が高かったのは腎臓と肝臓であった。同様の結果がNeefらによってラットを用いて報告されている。 代謝・排泄:ラットに放射性同位元素で標識したヨウ化テトラメチルアンモニウムを非経口投与した処、ほぼ全量が尿中に排泄され、代謝の変化は認められなかった。
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