吉備寺とは? わかりやすく解説

吉備寺

読み方:キビジ(kibiji)

別名 きびでら

宗派 真言宗御室派

所在 岡山県吉備郡真備町

本尊 薬師如来

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

吉備寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 23:34 UTC 版)

吉備寺
山門
所在地 岡山県倉敷市真備町箭田3652-1
位置 北緯34度37分46.9秒 東経133度41分4.5秒 / 北緯34.629694度 東経133.684583度 / 34.629694; 133.684583座標: 北緯34度37分46.9秒 東経133度41分4.5秒 / 北緯34.629694度 東経133.684583度 / 34.629694; 133.684583
山号 鏡林山
宗派 真言宗御室派
本尊 薬師如来秘仏
創建年 飛鳥時代
開基 不明
別称 吉備様
札所等 吉備四国八十八箇所56番
文化財 瓦3点(重要文化財
法人番号 2260005003986
吉備寺
吉備寺 (岡山県)
テンプレートを表示

吉備寺(きびじ)は、岡山県倉敷市真備町にある真言宗御室派の寺院。山号は鏡林山。本尊は薬師如来行基作と伝えられ、秘仏となっている。

概要

この地には飛鳥時代に箭田廃寺(やたはいじ)が存在し、鬼瓦(後述)や礎石が出土している。吉備寺は箭田廃寺の跡に建てられており、礎石は現在、庭石に利用されている。この地の古代豪族・下道氏の一族で奈良時代の大臣・吉備真備を輩出した吉備氏の氏寺である。この寺院の南西に真備の祖父の墓と伝えられている場所があり、吉備様と呼ばれている。このため、江戸時代初期までは真蔵寺という名であったが、元禄年間(1688年 - 1704年)のはじめに当時の岡田藩主・伊東長貞により吉備寺に改められた[1]。なお、現在の本堂等は江戸時代の建造である。

脳病に効験があるといわれる「へちま封じ」と呼ばれる祈祷が行われる。また、受験シーズンには奈良時代きっての文化人であった真備にあやかり、入学や就職の祈願で賑わう。

寺の周辺には真備が遣唐使として派遣されたことにちなみ、「まきび公園」や「まきび記念館」といった中国風の施設が設けられている。

文化財

重要文化財(国指定)
  • 蓮華文鬼瓦・四葉蓮華文鐙瓦(しようれんげもん あぶみがわら)・花枝文宇瓦(かしもん のきがわら)
当寺より出土。奈良時代の製作。現在は岡山県立博物館に寄託されている。

アクセス

公共交通機関

自動車

脚注

参考文献

  • 岡山県高等学校教育研究会社会科部会歴史分科会/編 『新版 岡山県の歴史散歩』 山川出版社 1991年 150ページ
  • 現地説明板



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吉備寺」の関連用語

吉備寺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吉備寺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吉備寺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS