古神戸湖とは? わかりやすく解説

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古神戸湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 12:55 UTC 版)

古神戸湖により形成された神戸層群にて発見された珪化木

古神戸湖(ここうべこ)は、古第三紀漸新世に存在した。この湖に堆積した地層神戸層群である。

約3500万年前ごろに、現在の兵庫県神戸市西部(須磨区垂水区)、北部(北区)あたりから三田市三木市、南は淡路島北部付近にまで広がっていたと推測されている。丹生山系は神戸層群が形成されたのちに隆起してできたである。

神戸層群一帯では多くの植物化石や、貝化石が発掘されている。

神戸層群ができた後隆起してできた丹生・帝釈山系の山々(左より丹生山帝釈山稚児ヶ墓山、花折山)神戸市北区山田町東下より

参考文献

  • 堀治三朗『神戸の植物化石物語』神戸新聞総合出版センター〈のじぎく文庫〉、1991年。ISBN 4-87521-468-5 
  • 堀治三朗『神戸層群産植物化石』日本地学研究会、1976年。 
  • 三木茂『メタセコイア : 生ける化石植物』日本礦物趣味の会、1953年。 
  • 鹿間時夫神戸層群と其の植物群」(PDF)『地質学雑誌』第45巻第539号、日本地質学会、1938年、621-640頁、 ISSN 0016-7630 
  • 安藤保二「多井畑貝化石の再出現(予報)」『兵庫生物』第3巻、兵庫県生物学会、1956年。 

関連項目

外部リンク

  • 觜本格; 前田保夫 (1989年). “5.古神戸湖の時代の地層・神戸層群”. 神戸の地層を読む(2)(神戸の自然17). 神戸市立教育研究所. 2011年8月27日閲覧。
  • 三木市教育委員会; 三木市中学校理科研修部会. “用語解説2”. 三木市の自然「地学編」. 2011年8月27日閲覧。



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