収入と所得の違いと使い分け方
「収入」は、他から得て自分のものとした金銭などのこと。典型的には、勤め先から支払われた給与(・諸手当・賞与など)、自営業の場合は売上が、収入に該当する。「臨時収入」という言葉があるように、労働の対価でなく得た金銭なども収入に含まれる。
「所得」は、収入から諸種の経費を除いた残りの額を指す意味で用いられる語。典型的には、給与収入(いわゆる額面給与)から給与所得控除を引いた額が所得(給与所)である。
「所得」は「利益」「純益」「純収入」などと言い換えられる場合もある。ただし税金や社会保険の関連で「収入」と対比する文脈ではもっぱら「所得」という。
ちなみに「手取り」は、給与収入(いわゆる額面給与)から給与所得控除を差し引き、さらに各種の税金(所得税や住民税)および社会保険料などを差し引いて、最終的に支給された金銭等を指す。
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