原因と予防策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 09:59 UTC 版)
病原体は、イネ馬鹿苗病菌(Gibberella fujikuroi)という子嚢菌の一種で、その胞子が開花した種籾に付着することで、幼苗の発芽と同時に胞子が発芽し、植物を成長促進するホルモン(ジベレリン)を分泌することによって、上記の症例を発するメカニズムとなっている。 予防するには、種籾時点での殺菌が有効である(食塩水で種籾を選り分ける方法もある)。殺菌剤にはペフラゾエート、プロクロラズ等のEBI剤が主として用いられるが、熱湯で殺菌する方法も行われている。なお、従来用いられてきた殺菌剤のベノミル・チウラムは耐性菌の増加により使われなくなりつつある。
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