厚別川 (日高町・新冠町)

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厚別川 (日高町・新冠町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/15 14:47 UTC 版)

厚別川
厚別川（日高町厚賀） 厚賀橋より下流を望む 遠望は日高本線厚別川橋梁
水系	二級水系 厚別川
種別	二級河川
延長	42.8[1] km
平均流量	5.22[1] m³/s （豊田水位観測所）
流域面積	290.7[1] km²
水源	リビラ山[1]（日高町、新冠町、平取町）
水源の標高	1,291 m
河口・合流先	太平洋（日高町）
流域	北海道日高振興局管内
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厚別川（あつべつがわ、あっぺつがわ）は、北海道日高振興局管内を流れ太平洋に注ぐ二級河川。厚別川水系の本流である。

地理

北海道日高振興局沙流郡日高町と沙流郡平取町および新冠郡新冠町との接点にあるリビラ山で源を発し^[2]、支流の比宇川と合流し厚賀付近の河口で太平洋に注ぐ。

名称の由来

アイヌ語に由来するが、道内各地の類似地名と同様に語義は、はっきりしていない^[3]。

後半の「別」は川を表す「ペッ（pet）」に由来するが、前半部のついては下記のような説が過去に記述されている^[3]。

• 「アㇰぺ（akpe）」（わな）
• 「アㇷ゚（ap）」（釣り針）
• 「アッ（at）」（ごちゃごちゃいる）
• 「アッ（at）」（オヒョウニレの皮）
• 「アッ（at）」（モモンガ）

厚賀橋にある厚別川の河川標識

流域の自治体

北海道

日高振興局沙流郡日高町、新冠郡新冠町

支流

括弧内は流域の自治体

• 里平川（日高町、新冠町）
• 比宇川（日高町、新冠町）
• 受乞川（新冠町）

主な橋梁

• 静橋
• 茶良瀬橋 - 北海道道208号比宇厚賀停車場線
• ブケマ橋 - 北海道道208号比宇厚賀停車場線
• 東川大橋 - 北海道道1026号新冠平取線
• 赤無橋 - 北海道道208号比宇厚賀停車場線
• 厚賀橋 - 国道235号
• 厚別川橋梁 - JR日高本線

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ ^{a b c d} “厚別川水系河川整備基本方針” (PDF). 北海道 (2008年7月). 2019年11月11日閲覧。
2. ^ 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド4 日高山脈の山々』北海道新聞社、2007年。 
3. ^ ^{a b} 山田秀三『北海道の地名』（2版）草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究　山田秀三著作集　別巻〉、2018年11月30日、358-359頁。ISBN 978-4-88323-114-0。 

関連項目

• 北海道道208号比宇厚賀停車場線（並走路線）
• 厚賀駅 - 河口付近にあるJR日高本線の駅
• 日本の川一覧
• 北海道の川一覧

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、厚別川 (日高町・新冠町)に関連するカテゴリがあります。

• 北海道建設部土木局河川課
• 胆振総合振興局 室蘭建設管理部
• 日高振興局
• 台風10号災害復旧事業 - 日高町建設課
• 厚別川水系厚別川 浸水想定区域図（日高町・新冠町）^{[リンク切れ]}

表 話 編 歴 北海道の二級水系
宗谷総合振興局	声問川 頓別川 北見幌別川
オホーツク総合振興局	佐呂間別川 幌内川 興部川 斜里川
根室振興局	標津川 羅臼川
釧路総合振興局	阿寒川 - 舌辛川 庶路川 茶路川
十勝総合振興局	歴舟川 - ヌビナイ川 楽古川
日高振興局	猿留川 幌満川 日高幌別川 元浦川 鳧舞川 三石川 静内川 新冠川 厚別川
胆振総合振興局	厚真川 - ウクル川 安平川 - 勇払川 苫小牧川 別々川 白老川 敷生川 ポンアヨロ川 登別川 - クスリサンベツ川 胆振幌別川 - 来馬川 鷲別川 知利別川 チマイベツ川 シャミチセ川 長流川 - 壮瞥川 貫気別川 小鉾岸川
渡島総合振興局	遊楽部川 松倉川 亀田川
檜山振興局	厚沢部川 天野川
後志総合振興局	ホンベツ川 朱太川 堀株川
石狩振興局 後志総合振興局	星置川 - キライチ川 新川 - 琴似川 - 琴似発寒川
石狩振興局	望来川 浜益川
留萌振興局	小平蘂川 古丹別川