単振り子の等時性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 16:19 UTC 版)
「フーコーの振り子」の記事における「単振り子の等時性」の解説
弦の下端に錘を、上端を固定して吊るし、同一鉛直平面内で振動させたものを単振り子という。単振り子の弦の長さを l {\displaystyle l} 、重力加速度を g {\displaystyle g} とすると、振り子の周期 T {\displaystyle T} は、次式で表現できる。 T = 2 π l g {\displaystyle T=2\pi {\sqrt {\frac {l}{g}}}} ⋯ {\displaystyle \qquad \cdots \ } (1-1) これは単振り子の周期は、錘の質量の大小に関わらず弦の長さのみで周期がきまることを示している。また振れ幅の大小も、単振り子の周期とは無関係であり、これを「単振り子の等時性」という。17世紀初めにガリレオ・ガリレイによって確立された。 振り子の振動面の変化で地球の自転を目視するためには、振り子が長時間動作し、振動面の回転角度の変化が確認できる程度の振れ角が必要である。この条件を有利に働かせるために、弦の長さを長くする必要がある。
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