南洋民間薬の紹介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:16 UTC 版)
鮫島宗雄は岡山医学会の雑誌に掲載した論文の一つで、南洋群島の現地民において代々口授で伝わっている民間薬処方を紹介している。これは鮫島が門外不出の秘法を持つ家元に乞うて聞き出したものの紹介である。例えば、南洋で罹患者が多い「フランベジアにはコプラを削って搾り、沸かし熱いまま塗布する」などとあり、近代医学が流入する前の現地民の治療法を窺い知ることができる。しかし、大部分は生薬の原料植物が現地通称名で紹介されており、該当植物の特定や有効成分の特定に至らず科学的な紹介にはなっていない。例えば「アタート」(草の名)、「ネン」(木の名)、「キノ」(草の名)、「マルクネンチョウジョ」(草の名)、「ウデイロマル」(木の名)、「ケンナット」(木の名)「キヨブ」(草の名)など。
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