十三坊塚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 04:39 UTC 版)
東京都立大学荒川キャンパス付近はかつて十三坊という名で呼ばれており、『新編武蔵風土記稿』によれば、旧上尾久村側に「十三坊塚 当所ニ四所アリ。高各五尺許。」と4基、下尾久村側に「十三坊塚 村北ニアリ。高サ五尺、廻リ七八間。八ケ所程アリ。此内ニ砂利塚ト唱ヘルアリ。永禄年中、太刀具足様ノモノヲ掘出セシコトアリシト云。」と8基あり、高さ1.5m、径13から15m程の塚が計12基が所在していたようある。この十三坊という地名は古代の条理制に基づく地名らしく、また、塚から太刀や具足の類が出土したという記事から武具を副葬した古墳群であったとも考えられ、荒川区報では古墳であったろうと推定されている。
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