十、廿、卅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 21:05 UTC 版)
これらは、甲骨文字では「一」、「二」、「三」、「亖(=四の古字)」を縦にしたものである。ただし縦線の下端で互いにつながっている。甲骨文字では五十~九十を表す場合、五~九の下に縦線を加えて表された。金文では、線の中央に点が加えられるようになった。この点が横に伸び、現在の字形になった。 「廿(20)」の異体字に「卄(U+5344)」がある。また、「卅(30)」の異体字に「丗(U+4E17)」があるが、「世」の異体字とも言われる。殷代では平均寿命が30歳ほどであったため、30年で1世代と考えられたためである。 現在では「廿」、「卅」、「卌(40,U+534C)」は一般的でなく、一般的にはそれぞれ「二十」、「三十」、「四十」と漢字2文字で書かれる。
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