医薬品自主回収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 21:20 UTC 版)
2019年9月17日付けで、厚生労働省は、欧州医薬品庁(EMA)、アメリカ食品医薬品局(FDA)等ラニチジン塩酸塩の製剤及び原薬から発がん性物質である微量のN‐ニトロソジメチルアミン(NDMA)が検出された旨の発表を受けて、ラニチジン塩酸塩等の分析を指示するとともに、予防的措置として、分析結果が明らかになるまでの間、新たな出荷停止を指示した。 2019年10月4日までにラニチジンを製造販売する全ての製薬会社が自主回収を行うことを発表した。うち、ラニチジン「KN」「マイラン」「タイヨー」「JG」「YD」「トーワ」では、ラニチジン塩酸塩に使用している原薬から管理水準を上回る発癌性物質のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が検出されたことが明らかになった。一方、ラニチジン「日医工」「ツルハラ」「NP」「サワイ」は原薬を分析中の段階であるが、予防的な自主回収を決定した。
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