北兵庫最古の現存木造仁王門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:44 UTC 版)
「観音寺 (豊岡市)」の記事における「北兵庫最古の現存木造仁王門」の解説
室町時代中期に建てられた仁王門は、寄棟造、桟瓦葺、南に面する三間一戸づくりの一重門で、前面両脇にやや高めの板張りの床がある様式で、内陣には左右に阿形と吽形の金剛力士像を安置している。細部は和様を基調として唐様を混用した形式で、全体としては構造、意匠ともに豪奢を避け、朴訥な古様である。蟇股や蓑束の部分は室町時代の特徴を知ることができる。 この仁王門は、山腹に建つ寺院の本堂よりやや離れた場所、山門登り口にあり幸いにも兵火を免れたため、現在は北兵庫最古の現存木造仁王門として、兵庫県の重要文化財に指定されている。
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