北アメリカ東部~ヨーロッパ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 07:06 UTC 版)
「冬の嵐」の記事における「北アメリカ東部~ヨーロッパ」の解説
冬になると、メキシコ湾や北アメリカで低気圧が盛んに発生し、それが大西洋を北東に移動しながら発達、やがてヨーロッパに到達して弱まるという気象パターンが多く発生する。低気圧の常襲地域となるカナダの大西洋岸、大西洋北部、グリーンランド、アイスランド、北欧などでは、低気圧によって頻繁に嵐に見舞われる。また、その他の地域でも低気圧の進路しだいで嵐となる。低気圧の常襲により、アイスランド付近は冬の間ずっと気圧が低い状態となるため、アイスランド低気圧と呼ばれている。これはこの地域の冬の嵐の強さを示す指標の1つであり、北大西洋振動(NAO)の基準気圧の1つでもある。また、ドイツとオランダ周辺諸国の冬の嵐はオルカーン(Orkan)と呼ばれ、地域によっては雷雪を伴い、多くの被害をもたらすことが多い。
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