化学量論的反応式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/14 06:21 UTC 版)
量的関係を化学量論に基づいて化学反応式で表す場合、各物質は組成式で表すのが普通である。反応式中の組成式には倍数比例の法則と定比例の法則に従うように係数が付与される。係数(化学量数または化学量論係数、stoichiometric number)には既約となる整数を用い(ただし1の場合は無表記)、後者の法則より右辺と左辺の各原子について種類と総数はそれぞれ等しくしなければならない。係数には、IUPAC命名法で示される数学定数や物理・化学定数を用いることができる。 例えば、炭素 (C) を用いて酸化銅(II)(CuO) を還元し、二酸化炭素 (CO2) と銅 (Cu) を生成する反応は 2 CuO + C ⟶ 2 Cu + CO 2 {\displaystyle {\ce {2CuO + C -> 2Cu + CO2}}} と表される。
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