化学熱傷・化学損傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:52 UTC 版)
化学熱傷(chemical burn)・化学損傷(chemical injury)は、薬傷とも称され、酸、アルカリなどの化学薬品、腐食性芳香族化合物、脂肪族化合物、芳香族炭化水素、石油関連製品による熱作用を伴わない損傷。数時間にわたって徐々に組織が壊疽(gangrene)するのが特徴。 人体を含め多細胞生物の細胞はごく限られた環境でしか生存できないので、化学物質に晒されて体表の細胞の機能が損なわれると結果として熱傷と同じ状況になる。粘膜以外の皮膚表面では角質層に覆われている為、付着した量や角質層に対する透過性の差が化学的腐食の強度の差として現れる。
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