労働市場における離職率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 20:30 UTC 版)
日本では、厚生労働省が労働市場の動向を捉える指標として離職率を計算し、公表している。 最も一般的なものは、雇用動向調査に基づいて算出されるものであり、そこでは離職率は「年初の常用労働者数に対する離職者数の割合」と定義されている。 これとは別に、毎月勤労統計調査に基づいて算出される入職率・離職率は、同一企業内の事業所間異動(転勤)も含めた当該月における当該事業所の労働者の増加・減少を前月末の労働者数で除した値である。 これら、厚生労働省が行なう調査は、抽出調査であり、離職率の計算は推計値に基づいて行なわれている。 厚生労働省は、新規学卒者の離職状況に関する統計も公表しているが、これは雇用保険の登録状況と労働者の年齢等から推計された値である。
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