加速定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 01:50 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動計算複雑性理論における加速定理(かそくていり、英: speedup theorem)は、ある問題を解く算法に対し、同じ問題をより早く解く算法(また一般に、使用する資源がより少ない算法)の存在を示す定理である。
例
例として回文(palindrome)を認識する1-テープチューリング機械を考える。次のアルゴリズムは
加速定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/01 09:18 UTC 版)
複雑性測度 と2変数全域再帰的関数 を所与とする。このとき全域再帰的関数 (これはブール値関数にできる)が存在して、 の任意の指標 に対して、 の指標 が存在して、ほとんど全ての に対して次が成り立つ: は加速関数と呼ばれる。 これを必要なだけ急増加な関数とすれば、 プログラム を与える毎にそれよりも必要なだけ高速なプログラム が得られる。例えば とすれば の複雑性は である。
※この「加速定理」の解説は、「ブラムの加速定理」の解説の一部です。
「加速定理」を含む「ブラムの加速定理」の記事については、「ブラムの加速定理」の概要を参照ください。
- 加速定理のページへのリンク