加茂の大クス
加茂の大クス(かものおおクス)は、徳島県東みよし町加茂(旧三加茂町)に自生するクスノキの巨木である。国の特別天然記念物に指定されている。にし阿波お勧めビューポイント100選・新日本名木百選・四国八十八景11番に選定。
概要・歴史
吉野川南岸のJR徳島線阿波加茂駅の北東にある、旧若宮神社の社地跡にあり、源平の頃よりあると伝わっている。1926年(大正15年)内務省告示第58号により天然記念物に指定され、1956年(昭和31年)に文化財保護法に基づき国の特別天然記念物に指定された。
昭和以降、周辺の開発の影響により樹勢が低下したため、県や町により周囲の水田を買い取り、周囲に土を入れるなどして、樹勢の回復につとめている[1]。
データ
- 所在地:東みよし町加茂1482番地
- 樹齢:約1000年
- 根回経:23.35m
- 幹経:16.72m(環境省巨樹測定基準)
- 14.10m(地上1.3m凹凸を含まない)
- 樹高:26m
- 枝張東西:52m
- 枝張南北:42m
- 周辺設備:公衆トイレ、休憩所「おおくすハウス」
脚注
- ^ 加藤陸奥雄他編『日本の天然記念物』、講談社、1995年3月20日 第1刷 500、502ページ ISBN 4-06-180589-4
外部リンク
座標: 北緯34度2分27.3秒 東経133度55分55.0秒 / 北緯34.040917度 東経133.931944度
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