剥離と後流領域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 01:37 UTC 版)
物体表面に沿う流れ(主流)が物体から剥がれ、そのまま閉じずに流れ去る場合には顕著な後流領域が形成される。この領域の流体は物体にひきずられて移動し、さらに後方から流体を引き込むことになる。剥離した流れが物体の近くで合流して領域が閉じている場合は後流と呼ばれないことがある。 物体側にとっては流体をひっぱることになるため抗力が生じる。この抗力の規模はおおむね後流領域に触れている面積に依存する。 強風が吹いているときに建物の風下だけ静かな場合それが後流領域である。 領域の中は剥離した主流との摩擦により旋回流が生じ、物体表面上ででみると後方から前方へ向かう逆流となっている。
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