剣術面の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 03:31 UTC 版)
新陰流を修行する者がはじめに学ぶ勢法(型)である「三学円太刀」と「九箇」について、初心者が習得しやすいように、いったん上段に振り上げてから行う「高揚勢(取り上げ使いともいう)」という使い方を考案した。 奥義の太刀である「転(まろばし)」について、相手の太刀に対して小太刀を以て対応する本来の「転」を学ぶ前段階として、互いに通常の長さの太刀で「転」と同様の動作を行う「大転」を学ぶことで段階的な習得ができるようにした。 縦に切りかかる相手に対して、自分も同様に人中路を切って真直に打ち降ろして勝つ「合撃打ち」や、それまでの立った状態で相手の太刀を奪う「奪刀法」に加えて、新たに座った状態で行う「坐奪刀法」など、現代では尾張柳生を代表する太刀使いとして知られる技法を導入した。
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