前田山穎五郎とは? わかりやすく解説

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前田山英五郎

(前田山穎五郎 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 20:26 UTC 版)

前田山 英五郎(まえだやま えいごろう、1914年5月4日 - 1971年8月17日)は、愛媛県西宇和郡喜須来村(現:愛媛県八幡浜市)出身で高砂部屋に所属した大相撲力士。第39代横綱。本名は萩森 金松(はぎもり かねまつ)。


注釈

  1. ^ 1度目の手術から経過は良好だったが、土俵に上がれない辛さから飲酒した上に警官と大立ち回りを演じたことがある。そのために高砂は破門を言い渡すが、高砂と親交のあった頭山満が将来性を見抜いて仲介、土俵際から戻ってきた。
  2. ^ 前田和三郎(1894年7月28日‐1979年8月17日)は85歳で逝去するが、逝去した日は前田山の没後からちょうど8年に当たる日だった。
  3. ^ 前田和三郎は佐田岬の右腕を完治させただけでなく、入院費用に至るまで医療費を一切負担してくれたため、これも「前田山」への改名に関係している。ただし、下の名前の「英五郎」は幕末の侠客・大前田英五郎に因んでいるため、これも暴れん坊の面目躍如である
  4. ^ 鏡岩はその後も調子が上がらず、1939年5月場所を最後に引退している。
  5. ^ 通常休場届は力士が師匠を経由して提出するのであって、協会に休場届を提出する以上、師匠がまず休場する力士本人の届を受理しなければならない。ところが二枚鑑札である前田山の場合は力士としての自分の休場届を師匠の立場で受理し、そのまま協会へ提出することが許された。要するに現役力士でありながら休場届を師匠に不受理とされないという特権があった。
  6. ^ 大正以前の横綱を含めると前田山より在位場所数が短い者(例として2代目西ノ海は在位5場所)もいる。
  7. ^ 横綱在位は場所数で数えることが一般的だが、稀に在位期間で数えることがある。この場合、前田山の在位は2年強でワースト7位となり、場所数でワースト2位の三重ノ海剛司(8場所・1年4ヶ月)が最短になる。
  8. ^ 休場を負けに準ずる扱いにした場合に勝率5割未満になる横綱は他に武藏山武(15勝15敗70休)ら5人いる。
  9. ^ 双葉山とは入門前、修学旅行で行った先で見かけたため、知人関係だった。そして双葉山とはその関係上、以前は激しい稽古を行っていたため、その当時の感覚で取組を行っていた。
  10. ^ 2021年朝乃山広暉が新型コロナウイルス対応ガイドライン違反で問題になった際も同様である。
  11. ^ このとき一時天竜一派に身を寄せていたという
  12. ^ 脱走のペナルティにより東三段目7格で出場
  13. ^ 中耳炎により5日目から途中休場
  14. ^ 3日目から途中休場
  15. ^ 急性虫垂炎により初日不戦敗
  16. ^ 突き指に伴う棄権により6日目不戦敗、7日目から途中休場、10日目から再出場
  17. ^ 急性腸カタルにより6日目から途中休場、12日目から再出場
  18. ^ 大腸炎により7日目から途中休場
  19. ^ 他に優勝決定戦で1勝あり。

出典

  1. ^ a b c d e f g ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p16
  2. ^ a b c d e 『どかんかい―張り手一代 前田山英五郎 国際化を駆け抜けた男』(BABジャパン出版局、今田柔全)
  3. ^ a b c ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p52-55
  4. ^ a b c d e f ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p26-28
  5. ^ a b c d ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p13
  6. ^ a b 【ベテラン記者コラム(161)】厳罰の朝乃山、「クビになった横綱」が至った〝境地〟を知って SANSPO.COM 2021/06/24 12:00 (2021年6月29日閲覧)
  7. ^ a b c d e f 北辰堂出版『昭和平成 大相撲名力士100列伝』(塩澤実信、2015年)20ページから22ページ
  8. ^ a b ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p40
  9. ^ 『大相撲中継』2017年9月16日号 p78
  10. ^ ハーフタイム 朝日新聞 1976年1月14日 17ページ
  11. ^ 『大相撲中継』2018年2月17日号 p.99
  12. ^ 『古今横綱大事典』1986年、読売新聞社、58頁。
  13. ^ 力道山が刺された日。妻が聞いたアントニオ猪木を認める言葉と幻の計画 - Sportiva・2020年7月31日
  14. ^ 小島貞二『本日晴天興行なり』p.231
  15. ^ 日刊スポーツ 2008年05月21日
  16. ^ 佐藤祥子『相撲部屋ちゃんこ百景 とっておきの話15』 p.13 河出文庫 2016年 ISBN 978-4309414515
  17. ^ かつて、大相撲の土俵に上がった女性がいた。地方巡業で起きた前代未聞のできごと」『BuzzFeed』。2018年4月10日閲覧。
  18. ^ 佐藤祥子 p.137


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