前田家別邸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 05:59 UTC 版)
前田案山子の別邸として建築されたもので、温泉宿としての営業も行っていた。明治30年(1897年)に夏目漱石が逗留。記録には残っていないが、漱石はその後も複数回訪れていると言われている。現在は温泉営業は行っていないが、一部を除き一般公開されている。 『草枕』の作中に温泉旅館の主として登場する「志保田家」は前田家がモデルであり、ヒロイン・那美は案山子の娘・卓(つな)が、那美の父親である隠居は案山子がそれぞれモデルである。なお卓の妹・槌は宮崎滔天の妻となった人で、柳原白蓮と駆け落ちして世間を騒がせたことで知られる宮崎龍介の母にあたる。
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