刺子・こぎん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 21:03 UTC 版)
刺子は、本来の意味は端切れを継ぎ合わせて衣装に仕立てたものだが、工芸品としての刺し子は、補強とデザインを兼ねて細かく縫い目を施したものである。刺子の一種であるこぎんは津軽地方で生産されたもので、木綿栽培に適さない寒冷地の津軽において、布の補強と保温のため、麻布地に麻糸を刺して作ったのが始まりである。明治以降には麻布地に木綿糸で刺すようになった。幾何学的な文様を細密に刺すのが特色である。
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