到達高度の世界記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 05:39 UTC 版)
ポリエチレンフィルムが使われる前の記録としては、1935年にアメリカ海軍が体積10万 m3の気球で高度22 kmに到達したのが最高到達高度であった。1972年にNASAによって体積150万 m3の気球が高度51.8 kmに到達した記録は30年間破られなかったが、2002年5月23日に、宇宙科学研究所が厚さ3.4 μmのポリエチレンフィルムを使ったBU60-1号機(直径53.7 m、体積6万 m3)を使って高度 53.0 kmに到達し、世界記録を30年ぶりに更新した。2013年9月20日には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が超薄膜高高度気球の飛翔性能試験(BS13-08)を実施し、到達高度53.7 kmを記録して到達高度の世界記録を更新した。体積は8万 m3、気球の厚さは2.8 μmであり、世界で最も薄い気球用フィルムを使用した。
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