利子率と債券価格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/26 19:46 UTC 版)
この債券は、利子額が固定かつ永久支払であるため、債券価格は簡易に求められる。 債券価格=利子額/利子率 (恒等式) となる。利子額が100円で利子率が0.05(5%)である場合、債券価格は2,000円となる。逆に、債券価格が10,000円であれば利子率は0.01(1%)となる。また配当の安定した企業の株式はコンソル債に近い性格を持つことから、株価の理論的な価格を求める一つの指標にもなっている。 債券の性格上、利子率が低下すると債券価格は非常に高くなる。このため、一定以上に利子率が下がると値下がりのリスクが高まり債券需要がそれ以上伸びなくなり、貨幣需要が無限に増大する(流動性の罠)。
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