分子間脱水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 08:22 UTC 版)
水は非常に安定な物質のひとつであり、加熱や脱水剤との反応によって容易に脱離する。例えば、カルボン酸 RCOOH とアルコール R'OH を酸などの触媒の存在下で混合して加熱すると、分子間で水分子 H2O が生成し、残った部分が結合してエステル RCOOR' が生じる(フィッシャーエステル合成反応)。このような脱水反応は分子間脱水とよばれる。本例は付加脱離反応に分類される反応であるが、付加脱離反応には形式的に脱水反応であるものが非常に多い。
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