出田節子
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出田 節子(いでた せつこ、1942年 - )は、画家でシュルレアリスムの巨匠であるバルテュスの夫人。本人も画家である。出田節子は日本名で、現在の本名は、セツコ・クロソフスカ=ド=ローラ(Setsuko Klossowska de Rola)である。

経歴
東京都の出身で、森村学園高等部を卒業。上智大学外国語学部フランス語学科に在学中の20歳の時、パリで開催される日本古美術展の作品を選ぶために来日したバルテュスと出会い[1]、大学を中退して1967年に結婚した。バルテュスより34歳年下である。
アカデミー・ド・フランスの館長を務めるバルテュスを支え、ローマで15年間暮らす。1977年、スイスのグラン・シャレに移り住む。2001年に夫と死別し、2002年にバルテュス財団を発足させた。2005年、ユネスコ平和芸術家に任命される。
勝新太郎、中村玉緒夫妻とはバルテュスが「座頭市」のファンだった関係で自宅に招くなど、交遊関係があり、二人の夫なき後も親好は続いている[2]。
1973年に誕生した娘の春美(ハルミ・クロソフスカ=ド=ローラ、ジュエリーデザイナー)がいる。
著書
- 節子・クロソフスカ・ド・ローラ・夏目典子共著『バルテュスの優雅な生活 (とんぼの本)』2005年新潮社ISBN 978-4106021350
- 節子・クロソフスカ・ド・ローラ著『動物裁判 節子の絵物語』画家節子としての初の絵本静山社 2012年 ISBN 978-4863891555
- 節子・クロソフスカ・ド・ローラ・夏目典子共著『ド・ローラ節子が語るバルテュス 猫とアトリエ』 NHK出版、2014年 ISBN 978-4140816356
脚注
固有名詞の分類
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