冷戦の終わりと思想の大衆化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:17 UTC 版)
「現代思想」の記事における「冷戦の終わりと思想の大衆化」の解説
冷戦が終わり、1991年にソ連が解体すると、「大きな物語」であったマルクス主義も物語としてだけではなく、現実に終焉を遂げたかのように見えた。残ったのは、高度資本主義社会において、大量消費を続ける社会であり、無数の「小さな物語」であった。そこでは、専門家によって高度に技術的なものになった哲学も大衆によって商品として消費されるように至ったのである。ほぼ時期を同じくしてポスト構造主義・ポストモダニズムは急激に衰退していった。
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