写本の態様・特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 03:59 UTC 版)
浮舟帖のみを欠いており全54帖中53帖が現存している。もともとは54帖揃っていたと見られるが、いつ頃どのような事情で1帖だけ欠けたのかは不明である。 大型の四半本で全て袋綴。現在の表装は紺色系統の深い青色のものであるが、これは原装そのものではなく江戸時代前期から中期にかけて改装されたものと見られる。多くの補訂があることは前述した。 もともとは全帖で一つの箱に重ねて入れられていたが、新日本古典文学大系の底本使用料が入った際、その底本使用料を使用して選定保存技術保持者である前田友斎によって保存のため一冊ずつ取り出せるような引き出しを備えた専用の文庫箱形式の四箱からなる桐製の収納箱が作成された。
※この「写本の態様・特徴」の解説は、「大島本」の解説の一部です。
「写本の態様・特徴」を含む「大島本」の記事については、「大島本」の概要を参照ください。
- 写本の態様・特徴のページへのリンク