内部装飾の復元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 07:51 UTC 版)
テレムノイ宮殿のオリジナルの内部装飾と壁画は、前述したように火災により焼失したために保存されておらず、現在の壁画はオリジナルのミハイル・ロマノフの時代の図画に基づいて、19世紀になってから、隣接する大クレムリン宮殿の建設と同時に建物の再建が行われた時に復元された物である。復元作業は、1836年から1849年にかけて行われ、それはロシアの政府のもとに行われる事と成った。 1836年から1837年にかけて、フィョードル・ソルンツェフとペーター・ゲラシモフの指導のもと、またフィョードル・リヒターの参加のもと、絵画が制作され、色ガラスの付いた木製の窓枠、17世紀の様式の木製家具が作られ、タイル張りのストーブが設置された。1870年代、芸術家ティモフェイ・キセレフは金色の背景に絵を描き、その絵を内装に用いた。
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