兼職の禁止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 05:55 UTC 版)
「政府 (フランス第五共和政)」の記事における「兼職の禁止」の解説
政府構成員の職務は、国会議員の職務、全国的性格を持つ職能代表の職務、および公職、または職業活動の行使のすべてと両立しない(憲法23条1項)。これは、閣僚に対する外部からの圧力や影響力を避けるとともに、閣僚が政府の業務に集中できるようにするためである。 これに対して閣僚は、市町村長や地域圏議会議員、県議会議員などの地方公職を保持することは許される。リオネル・ジョスパンは首相在職時に、政府の職務と地方公職との兼職を厳格に禁止した。この決定は、主として、地方に根を下ろし続けることの証しとして地方公職を保持することを望む者の圧力によって反故にされる前に、以後の政府にとっての先例とされた。
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