兵法書における分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/27 14:39 UTC 版)
上泉信綱伝の『訓閲集』(大江家の兵法書を戦国風に改めた兵書)巻六「士鑑・軍役」の「軍士働きの事」の項目には、「一、勇士に三段あり、謀(はかりごと)をめぐらし、大敵を亡(ほろ)ぼすを上勇という。義を見ては忠を忘れて死し、忠を見て義を捨てて死し、言、耳に逆(さから)えば、死を顧みず、一時の怒りを散ずるは中勇なり。怒るまじきことに怒って、死を忘れ、及ばざることを思って、そのこと叶わざれば、死をもって高名とす。これ下勇なり。諸士、皆、上勇を心がけて忠を成すべきことなり」と記述されており、新陰流軍学では、勇士の中でも自害をして高名とする行為は、下勇と明記している。
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