共棲藻との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 07:32 UTC 版)
いわゆる造礁サンゴでは石灰質の骨格の成長が早いのが特徴であるが、これには共生する藻類が何らかの役割を果たしていると考えられる。造礁サンゴの体にはいわゆる褐虫藻と言う単細胞藻類が共生しており、光合成を行ってその生産物がサンゴを養っているとされる。しかし同時に石灰化を助ける役割もしているらしい。近縁な非造礁サンゴでは遙かに石灰化が遅く、その成長も遅いことが知られる。具体的にどのように役立っているかについては、諸説あるがよくわかっていない。 なお、サンゴ礁にはサンゴ類以外にも共棲藻を持ち、石灰化が速やかであるらしい動物がおり、たとえばシャコガイや星砂、ゼニイシなどもそうである。
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