六花酒造
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本社兼直売所の外観
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒036-1341 青森県弘前市大字宮地字川添77-5 |
設立 | 1972年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3420001009607 |
事業内容 | 日本酒・焼酎・リキュール・製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 北村裕志 |
資本金 | 1億2000万円 |
純利益 | 6200万円(2019年06月30日時点)[1] |
総資産 | 8億0800万円(2019年06月30日時点)[1] |
外部リンク | https://rokkashuzo.com/ |
六花酒造株式会社(ろっかしゅぞう)は青森県弘前市に本社を置く酒造メーカー。製造する代表銘柄は杜來、じょっぱり。
概要
1719年(享保4年)、藤田久次郎が弘前城下で蔵元「高嶋屋酒造」を開く[2]。また、1886年(明治19年)に野村音次郎が「白梅酒造」を創業し、1909年(明治42年)に川村酒造店が創業された[2]。いずれも太平洋戦争中の企業整備令を免れ、戦後復興期まで弘前を代表する蔵元御三家として繁盛した[2]。
高度経済成長とともに激しくなる大手酒造メーカーの進出を受け、地元市場が狭まることに危機感を抱いた[2]高嶋屋酒造の藤田久次郎(世襲)が、白梅酒造社長・野村音次郎(世襲)、川村酒造店社長・川村東一郎と協議し、合併。1972年、「六花酒造株式会社」を立ち上げた[3]。翌1973年に建設された生産能力30,000石の醸造蔵で、本醸造酒や普通酒を主に生産を続けてきたが[4]、2022年末をもって岩木地区に移転した。その際、敷地・仕込みタンクとも10分の1に、また醸造能力も700石にダウンサイジングし、本醸造酒中心から純米酒に限る藏に改めた[4][5]。
社名の「六花」は、合併当時の弘前市長である藤森睿が、雪の結晶に現れる幻想的な六角形の花をイメージして命名した[6]。高嶋屋酒造の酒造免許を優先し、あとの2社が免許を返還するかたちでの立ち上げとなった[2]。
主な商品
- 杜來 - 移転後の2023年に誕生した新ブランドの純米酒。「300年の歴史を繋ぎ、酒造りへのこだわりを未来へ受け継ぐ」「挑戦する」という思いが込められている[7]。
- じょっぱり - 1975年に誕生した本醸造酒[4]。すっきりとした辛口が特徴の本醸造酒で、長らく同社を代表するブランド銘酒であった[7]。2022年の移転の際にいったん終売したが[4][7]、復活を望む声に応えて2024年に純米酒「JOPPARI」として発売された[4][8]。
出典
- ^ a b 六花酒造株式会社 第48期決算公告
- ^ a b c d e 歴史背景 六花酒造株式会社 - 蔵元紀行 地酒蔵元会 - ウェイバックマシン(2024年2月24日アーカイブ分)
- ^ “会社情報 - 六花酒造”. 2025年7月22日閲覧。
- ^ a b c d e “10分の1の規模で再スタート。ヒット商品「じょっぱり」から小仕込みの「杜來」へ - 青森県・六花酒造”. 2025年7月22日閲覧。
- ^ 「六花酒造(弘前)来春岩木地区へ移転」『陸奥新報』2022年11月9日。2025年7月22日閲覧。
- ^ “創業300年酒蔵の挑戦!菌に至るまで完全青森メイドの『青森テロワール酒』に挑む! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)”. 2025年7月22日閲覧。
- ^ a b c 「六花酒造が新ブランド「杜來」立ち上げ」『陸奥新報』2023年8月29日。2025年7月21日閲覧。
- ^ 「六花酒造「じょっぱり」12月に復活」『陸奥新報』2024年11月13日。2025年7月22日閲覧。
外部リンク
- 六花酒造株式会社
- 六花酒造株式会社 (tsugaru) - Facebook
- Rokkashuzo inc. (@rokkashuzo) - Instagram
- 六花酒造のページへのリンク