公羊学の展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 14:38 UTC 版)
公羊学とは、孔子が作ったとする『春秋』を公羊伝に基づいて解釈する学問であり、さらにそこで発見された孔子の理想である微言大義を説き現実の政治に実現しようとする政治思想である。『公羊伝』は今文学、『左氏伝』は古文学であることから、公羊学の背景には今古文論争がある。 前漢の董仲舒によって形作られ、後漢の何休によって大成された。何休以後は、『春秋』を『左氏伝』によって解釈する左伝学が主流となり、公羊学は衰退した。 清代になると、常州学派によって公羊学が重視されるようになり、清末の学問や政治思潮に大きな影響を与えることになった。康有為などの戊戌変法派の思想的柱となった。
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