全寮制高校の企画
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「東京都立秋川高等学校」の記事における「全寮制高校の企画」の解説
1963年(昭和38年)6月6日、東京都教育委員会の会議が東京文化会館で開かれ、東京都教育長小尾乕雄が高校収容対策の一環として全寮制高校の設置を提唱したのが本校開設の始まりであった。この構想に対し複数の部長が難色を示したものの、小尾は「全寮制度の高等学校を設置することは7年来の念願である」として、「これを高校収容計画の中で検討すること。なおその第一段階として、海外や他府県に出張または在勤している者の子弟で、都に残っている者の数を調査すること」を学務課長に指示した。 学務課で調査したところ、1963年(昭和38年)5月現在、都立高校生の親が外国へ行っている者が42名、他府県へ行っている者が1,332名であった。これに私立高校生を加えると、約3,000名の高校生が親元を離れて就学していると推定された。 この結果を基に1963年(昭和38年)9月、都立高校五か年計画に全寮制高校を組み込む事を決定した。
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